トランプVS楽天・スマデリ(2月28日)

トランプ楽天裁判 2月28日、トランプが楽天と同社元幹部が作らせたとされるスマートデリバリーを訴訟した裁判の、楽天側反論が再び行われた。前回トランプは被告へ不知、否認など回答された不法行為に対し改めて事実対応を求めながら、スマートデリバリーの元実務担当者2人による、同社がキックバックを楽天元幹部へ支払い不当に事業を簒奪した旨の陳述書を提出したほか、スマートデリバリー代表の山崎純氏の会話録音の書き起こし、さらに元楽天の村上剛史のものと見られるトランプへのキックバックを要求していた際のLINEチャット履歴画像などの証拠を提出している。(小倉太郎) 今回楽天は、市川営業所など「自社化」を名目にスマートデリバリーへの委託を移すため簒奪されたとトランプが主張する営業所について、自社化のため契約解除を行ったことは真実であり、契約書に基づく猶予期間(3ヶ月前)を守りトランプも承知していたと主張。 |
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2月28日裁判内容
2023年2月28日に楽天とスマデリからの僕達が前回1月10日に提出した書面に対しての反論が出てきました。
※楽天準備書面
※スマデリ準備書面
読んでいただければ分かる様に楽天幹部の滝澤執行役員達とスマデリの不正行為については一切触れていません。
楽天エクスプレスのトップ3人が解雇になった理由をきちんと説明するべきです。
そんな不正だらけのトップ達が言っている「自社化」という言葉を信じれるはずがありません。現に自社化した事実などなく最初から不正行為を行うためのスマデリへの移管が決まっていました。
これは憶測などではなく数々の証拠や関係者の証言に基づく事実です。
というより、楽天の担当弁護士である両角弁護士がこのスマデリの不正を調査し、山崎純氏とこの不正の内容をお互いに公表しないための合意書を交わしています。明らかにこの両角弁護士がしていることは真実義務に違反している内容です。
次回はその部分の証拠も提出します。
それから市川の拠点に関してはSBS社が間に入っているため直接の契約関係にないとのことで楽天は関係ないというスタンスですが、これが認められてしまうとすると一社下請け企業を挟めば不正や契約違反をしても何でもまかり通ってしまう状況になります。これは多重下請け構造が多い運送業界では絶対に許してはいけないことです。
また、楽天はスマデリに対し5月19日からスポットの発注を行っていたことを認めていますが、その段階で山崎氏はトランプの下請けで楽天の業務を行っていた株式会社リンジアスの代表取締役でもります。
つまり山崎氏は2020年の3月26日から8月31日までの期間はリンジアスとスマデリの二社を経営していました。
その中でリンジアスのお金を山崎氏は横領し、スマデリの設立資金に充てたという事でリンジアスから山崎氏は訴訟を起こされました。
東京地方裁判所立川支部民事第3部
令和2年(ワ)第3131号
原告 株式会社LINGEUS
被告 山崎純・株式会社Smart Delivery
結果的にこの裁判は和解となり山崎純氏(スマデリ)はリンジアス社に740万円を支払っています。
また2020年5月頃リンジアスからトランプに対してなされた架空請求についてはすでに警察の方に昨年6月に告訴状を提出し受理されております。
楽天はスマデリに備品などを移すように指示したことはないと主張していますが、備品がスマデリに移ったことは認めていますが、滝澤氏達の不正については一切話さないというスタンスです。
楽天は相変わらず当時のヒアリングでトランプが滝澤氏達とスマデリの不正行為はなかったと言ったということで、不正行為はなかったとの姿勢を貫いていますが、再三に渡って楽天側にも伝えていますが、そもそも楽天から送られてきたメールの内容が「契約に関する事項についてお話をお伺いしたい」との文面であるので、不正の話を聞きたいならそんな騙すような内容ではなくきちんと「不正について・・・」という様にこちらに伝えるべきであると思います。
いきなり聞かれたら通常自分が今日どこまで話していいのか分からない、となるのは当然です。
楽天は作戦を立てて突然聞くことによって有利な話にしたかったのであってこの様なやり方は卑怯としか言いようがありません。
また、配達に必要な車両はトランプからステッカーを剥がさせて借りたと楽天も認めていますが、そもそも配達用の車両を全く持っていない会社を一次受けにする楽天の選定基準はどうなっているのでしょうか?
しかもその車両を直前まで一次受けでやっていた会社の車両を自分達が用意した車両の様に偽装工作までしてやる楽天とスマデリのモラルのなさには本当にうんざりです。
自社化が実現しなかったからトランプの車両を借りて、トランプのドライバーを使って、トランプの備品を持っていってスマデリが運営する・・・
そしてそのお金の一部が滝澤氏や村上氏に流れていたと山崎氏が今年の1月(この裁判中)に週刊新潮の記者に取材をされた時にもそう答えています。
誰がどう聞いてもこの事件は楽天モバイルで起きたのと同じ不正事件です。
楽天はスマデリを楽天モバイル同様刑事告訴するべきです。
楽天から次回録音データの開示を要求されたので次回の裁判で全て公開します。
スマデリの準備書面についてはほぼ楽天のおまけのようなものになっています。
ドライバーや管理者が移ったことも認め、車両も借りたことを認めています。
備品については安価なものを譲り受けたなどと、失礼にもほどがあることを書いていますが、安価なら自分で買うべきだと思います。
こういうモラルに欠ける態度はいい加減慎むべきです。
以上が2月28日に行われた裁判内容です。
次回期日は4月11日となっております。
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